2016-10-13 第192回国会 参議院 予算委員会 第4号
万葉集の最初の巻の二つ目の歌は、天の香具山登り立ち国見をすれば国原は煙立ち立つ、千四百年前の第三十四代舒明天皇の御製があります。そうしたお姿は、天皇皇后両陛下が全国各地においでになるお姿と重ね合わさります。 憲法上の国事行為はもちろん大切でありますけれども、それと同様に、天皇陛下は昔から国民の傍らに立ち、声に耳を傾け、思いに寄り添い、そして祈る。
万葉集の最初の巻の二つ目の歌は、天の香具山登り立ち国見をすれば国原は煙立ち立つ、千四百年前の第三十四代舒明天皇の御製があります。そうしたお姿は、天皇皇后両陛下が全国各地においでになるお姿と重ね合わさります。 憲法上の国事行為はもちろん大切でありますけれども、それと同様に、天皇陛下は昔から国民の傍らに立ち、声に耳を傾け、思いに寄り添い、そして祈る。
最後に、舒明天皇が、「うまし国そ あきづ島 大和の国は」というふうに歌われております。それから、過疎や都市化の波で失われる農山村の景観もうまし国の将来に向けて真剣に考えるべき課題だ、こういう一文もありました。
「君が代もわが世も知るや磐代の丘の草根をいざ結びてな」この「君」は舒明天皇、作者は中皇命。中皇命については、学問的にいろいろな問題がございます。
このような新嘗、大嘗は、それ以後、第三十四代舒明天皇、第三十五代皇極天皇、第四十代天武天皇それから第四十一代持続天皇などによって行われたとも記されておりますところでございまして、古事記、日本書紀が編さんくれた奈良時代以前に由来するということは明らかでございます。